The category-partition method for specifying and generating functional testsの解釈
【対象】
Ostrand, T.J., Balcer, M.J.: The category-partition method for specifying and generating functional tests. Comm of the ACM 16, 676-686 (1988)
【目的】
テスト業界でOstrandの4つのビュー(User/Spec/Design/Fault)というのがよく出てくるのだが、本人はどんな目的でどんなことを言っているのか知りたかったので、読んでみた。
【感想】
この論文が本当に4つのビューの原典なのかは、どの文書にも引用元の記載がなさそうなのでわからない。少なくとも、この論文で言っていることとしては、
・FunctionalityをカバーするテストとFaultを見つけるテストがある
・前者の中にはCode-based/Design-based/Specification-basedがある
ということ。近いことを言っているが、まさにこの論文、というわけではないのかも。
で、この論文のメインテーマは、
"... we describe a systematic, specification-based method that uses partitioning to generate functional tests for complex software systems."
ということ。そのためにTSL(Test Specification Language)というものを提案している。
なんというか、30年も前の課題が今も残ってるんだなぁ。
【次やること】
「まさに」の論文でない可能性があるので、もう少しOstrandの論文をあさってみる。